2020/02/03『節分から節句』

先ほど、今年度の星供養が無魔成満しました。ホッと安堵すると共に家族の協力、そして諸天善神のご加護に心より感謝しております。そして今日は先代の命日でもあります。とにかくこの日はいろいろ想う一日なんです。

さて、新型ウィルスが猛威を振るっています。連日の過剰報道に右往左往するばかりです。マスクが売り切れと聞かされると「買っておかなきゃ」となるわけで……でも問題はそこかなぁ?なんて苦笑してしまいます。

日々の鍛錬と習慣、そして自力に勝る防御はないわけだし、神経質になりすぎて疑心暗鬼も恐ろしい状況を引き起こしていくものです。何より今回のウィルスだけが病気ではないし、昔と違ってこれだけ「栄養過多」の現代人、こと日本人は何のための飽食か?を問うべきだと思います。

節分を迎えていつも想うことは……少し本義とは離れますが「生きてこそ」がすべてだということです。とにかくこの一年どんなことがあろうと「生きながらえる」こと。これを星=光を増幅させて乗り切ること。どんな願いとて、生きているからこそ「叶う」のですから。

と、同時に節句を意識したいものです。今日からちょうど一ヶ月後、女の子を中心に華やかにお祝いするのです。それはなぜか?

それは「長く苦しい冬を無事乗り越えられた」という感謝祭だからです。今とは違い昔はとにかく寒さと乏しい食生活で越冬したわけです。そこで多くの子供や年寄りが亡くなったのです。秋の収穫を終えて冬に入る。今では想像できないほどの覚悟で冬を迎えたのです。その一番苦しいピークが大寒から節分……そして桃の節句の一ヶ月だった。

そう想うとやはりこの時期の先祖供養は肝心ですし、自身や家族が「生きながらえる」という心構えは大事だと思います。

日本人には四季があります。それぞれに喜びと苦難がある4つの季節……いくら文明が進歩したといってもこの時期、次々と苦難が押し寄せてきます。それは私たちの甘えや調子に乗った部分への戒めなのかもしれません。そう考えると、私は大口を開けて寿司を頬張る気持ちにはまだなれませんね(笑)