2020/03/20『無観客試合に思うこと』

昨日、出先でとあるサービス業のスタッフと会話をしました。

「本社の方針によりマスクのままで失礼いたします」といきなりのご挨拶。それを受けてわたしは「それは理解できるけど、挨拶ならまずはマスクを外しなさい」と一言。賛否両論あるとは思いますが、礼儀というものは「方針」で変化するものではない。すこし社会が狂いはじめていますね。

さて、なんとも寂しい大相撲本場所が続いています。1人でも感染者が出たら中止……この物言いもすこし狂ってる。高校野球プロ野球も「もし感染者が出たら?」に怯えていては万全なプレーは出来ないだろうし、その1人になった人をケアするのだろうか。魔女狩りの如く……後世に語られることを防ぐ万全の対策ってあるのだろうか?

大相撲に関しては、千代丸関の意地が涙ぐましい。高熱が出てまず疑われて話題になってしまった。結果、陰性で相撲取りによくある感染症だったそうですが、それもかなりの重病にもかかわらず途中出場を続けている。高熱は下がった後に筋肉と関節を緩ませてしまう後遺症があるから、本当に無理をしないで!と願うばかりです。

話は変わりますが、無観客……この影響が星取りに如実に出ています。大きな力士、おとなしい力士に結果が出ているんです。ここでいう「おとなしい力士」というのは声援が苦手、観客の反応で萎縮するタイプのお相撲さんのこと。

反面、昨今土俵を沸かせてきた「小兵」力士が振るいません。これはやはり「声援」という観客の反応が後押しをしてきた結果でしょう。また元力士の解説にもありましたが、15日間相撲を取り続ける大変さにも今夏の騒動で気づかされました。中日を過ぎると体力・気力とも猛烈に下がってしまうのだそうです。そこで踏ん張れるのはやはり「声援」という後押しあってこそ。ここ数日で怪我人が出ないことを心より祈っています。

この大相撲開催において、さまざまなアスリート・スポーツはこの状況を吟味観察して先に活かすべきです。さまざまな心配が苦慮されますが、致命的な怪我で選手生命を絶たれては元も子もありませんからね。

 

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